ラズパイ立ち上げ時は、初期設定やネットワーク設定等を行うためにディスプレイや
キーボード、マウスを接続する必要がありますが、
設定が終われば、無線LANでSSHやVNCでラズパイを操作すると思います。
しかし、長期休暇での帰省などでルーターの電源を切って、
そして自宅に帰った時に再び電源を入れるとラズパイのIPアドレスが変更されることがあります。
通常は、IPアドレスを確認するために、わざわざラズパイにディスプレイやマウス、
キーボードを接続して確認しなければなりません。
確認のためだけにディスプレイなどを接続するのはかなり面倒なので、
これらを接続せずに変更されたIPアドレスを確認するための方法を説明していきます。
1.Windowsでルーターの設定画面にアクセスする。
ルーターの設定画面からラズパイに割り当てられたIPアドレスを確認する方法です。
私は、Buffaloのルーターを使用していて下記のように、デバイスコントロール画面から確認しました。
上図の赤枠にラズパイがあり、これでIPアドレスを確認することができました。
しかし、一度ラズパイからルーターを介した通信を行わないと、
この画面にラズパイが出てきませんでした。
なので、ラズパイの電源を入れたとしても、ブラウザを開くなりする必要があるので、
結局この確認方法ではディスプレイを接続せずに確認することが難しいです。
おそらくBuffalo以外のルーターでも同じだと思います。
2.スマホにWOLアプリをインストールする
先ほどの方法だと、結局ディスプレイを接続することになるので、
次は、スマホのアプリであるWake On LAN(WOL)アプリを使用する方法です。
本来のアプリの使用方法は、WOLしたいパソコンを検索して登録し、
電源がオフ状態のパソコンをアプリから電源を入れることができるというものです。
ここでの使用は、WOLするためではなくアプリに登録する時に行ったパソコン検索をすることです。
まず使用するアプリは、GoogleのPlayストアのアプリ検索で「wol」と入力すると出てくる、
Mike WebbのWake On Lanアプリをインストールします。
そして、実際に私がパソコン検索をしたときの画面は、こんな感じです。
「デバイスの追加」でパソコン検索を行うと現在稼働している機器が表示され、
上記の赤枠で表示されいている通り、ラズパイのIPアドレスを確認することができます。
この検索は、ラズパイの電源が入っていれば1のようにブラウザを開かなくても見ることができます。
いろいろな確認方法を試しましたが、この方法が一番楽でした。
3.そもそもIPアドレスを変更されることを防ぐ方法
IPアドレスが変更される理由は、無線LANで接続していたルーターの電源を落として、
長期間接続しないでいると、ルーターの電源を入れた際に、
ルーターのDHCPでIPアドレスを割り当てる順番が変わることによって、
前回とは異なったIPアドレスになることが原因です。
そもそもIPアドレスが変更されないようにすれば、1や2のような確認が必要なくなります。
その方法とは、DHCPを使用せずにラズパイに固定IPアドレスを割り当てる方法です。
下図の赤枠のラズパイに割り当てられているIPアドレスを「手動割り当てに変更」すると、
DHCPを使用せずに、常に設定したIPアドレスを使用することができます。
4.最後に
夏休みで実家に帰省してラズパイを触った時にも自宅とは異なる環境だったので、
IPアドレスが変わりました。
実家には、ディスプレイが無かったので結構確認する方法を考えました。
自宅では、3の方法で良いのですが、自宅とは異なる環境では2の方法が役に立つと思います。
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