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「退職願」の書き方と退職までの流れを解説

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次のステージへ転職したり起業する人、 親の介護などやむを得ない事情の人、

退職することを上司へ伝えることは、 かなり神経を使います。

プロジェクトの途中や次のプロジェクトの参画が決まっていたりすると、

言うタイミングが難しいです。

 

しかし、言わないと事が始まりません。 退職することが決まったら、

退職日の調整が始まります。 業務の引継ぎ等、上司と相談して決めます。

そして、上司から退職願を出すように言われます。

退職願を上司に渡すと、上司が退職者の決裁書を作成し、更にその上の上司に提出します。

そして、社長に承認されて、退職日を迎えることができれば、退職となります

 

大まかな流れは、このような感じですが、

退職を決意してから退職するまでの流れをもう少し詳しく説明していきたいと思います。 

 

 

 

 

 

  1.退職の意思を上司に言うタイミング

 

これが一番難しいです。

上司からしてみれば、いきなり退職の意思をいわれるわけです。

しかし、言わなければ退職できませんので、簡単に言うタイミングをまとめてみました。

 

・上司が社内にいて会議や出張など無い日に言う。

・上司がタバコ休憩など休憩している時に言う。

・外出や出張など一緒に社外に行っている日に言う。

・直球勝負で自分から話をしたいと言って、上司に時間を作ってもらう。

 

 

  2.退職願の準備

 

スムーズに行っても行かなくても、退職の意思を伝えた瞬間から準備をしておきます。

退職願は、適当な便箋に適当に文章を書いて適当な封筒に入れて提出しても受け取ってもらえません。

ちゃんとしていないと返却されます。(実際に返却された後輩を見ました。)

なので、まず準備として必要なものを買いそろえておきます。

 

必要なもの:

 ・郵便番号枠がついていない白い長型4号封筒(通常の封筒より1つ小さいもの)

 ・掛線が無い無地の用紙(B5用紙)

 ・掛線が有る用紙( 無地用紙の下に置いて、文字が歪まないようにするため)

 ・ボールペン

 ・印鑑( シャチハタ以外の方が良い ) 

 

郵便番号枠がついていない白い長型4号封筒は、売っているところが少なく、

探すのに苦労しました。退職した後にダイソーに売っているのを見かけたので、

ダイソーにまず行ってみたら良いと思います。

 

  3.退職日の決定

 

退職日は、退職の意思を言った日が退職日になるわけではありません。

退職するには、自分以外のことを整理する必要があります。

ほとんどが仕事の引継ぎで、営業なら客先の挨拶回りもするかもしれません。

それらを話し合うのに、退職の意思を言った後、ブラック企業でなければ、

上司と面談があるはずです。上司の面談も課長、部長、事業部長、役員と、

順番に数回あるかもしれません。

この数回の面談の中で、退職日をいつにするか話し合いがあり、

役員との面談の時に退職日が最終的に決定となります。

そして、有給が残っているのであれば、全て消化することも忘れないでください。

 

 

退職日までの流れをまとめると、

 

3-1. 直属の上司に退職の意思を伝える。

3-2. 直属の上司との面談で退職の意思が変わらなければ、更にその上の上司と面談をする。

3-3.おそらく面談が役員まで数回ある。

3-4.そして面談の中で自分の希望退職日に会社側から許可が出れば退職日が決定となる。

 

退職希望日について、注意しなければならないのが、ブラック企業でなければ、

少なくても1か月以上先に設定しなければなりません。

それは、業務引継ぎ期間ではなく、社員が退職するということの決裁書を上司が提出し、

最終的に社長に承認されるまで、最低そのぐらいかかるからです。

会社の規模によりますが、個人経営の会社などすぐ目の前が社長であれば、

すぐ退職となるかもしれません。

 

 

  4.退職願の書き方と提出

 

退職日が決定し面談終了後、定時後帰宅して、すぐに退職願の準備に入ります。

準備するといっても、退職願を書きます。

退職願は、退職届とは書いてはいけません。

ほとんどの場合は自らの事情で退社するわけですから、退職届ではなく退職願になります。

  

退職願は手書きで書きます。おそらく何回か失敗するので、それなりに時間がかかります。

退職願の書き方は大体決まっていますので、

下記のサンプルの〇〇のところを記載すればそのまま提出できます。

 

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簡単に解説します。

➀は、まず一番下のほうに「私事」という言葉を書きます。そして〇〇に退職日を入れます。 

 

②は、この退職願いの提出日を記入し自分の所属部署と氏名を書きます。

氏名の下に印鑑を押します。印鑑は、シャチハタでも大丈夫ですが、

退職願ですからシャチハタ以外にした方が気持ち的に引き締まります。

 

③は、社長の氏名を書きます。敬称は「殿」でも良いようですが、

私が提出したときは、「様」にしました。

 

無地の紙に書くので、その下に掛け線があるものを敷くと、

透けて見えるので歪まずに書けます。

 

次に封筒ですが、

表側の真ん中に「退職願」と書き、

裏側の左下に部署名と氏名を書きます。

退職願を入れる前に、あらかじめ先に封筒の表裏を書いておきましょう。

理由は、中の紙に文字を書くときの型がつかないようにするためです。

  

全て書き終わると、封筒に入るように退職願を3つ折りにして、糊で閉じます。

書いたものは、いつでも提出できるように、鞄の中に入れておくか、

自宅で保管し、上司に提出を促されたら翌日提出でも大丈夫です。  

 

  5.出社最終日までの過ごし方

 

まず一番大切なことは、自分が退職することを会社内の人間には、

自分から絶対言わないことです。

言っていいのは、自分が抜けることで仕事に影響が出る人のみです。

それは自分が所属しているプロジェクトのリーダーや引き継ぐ相手の人にしか

言ってはいけません。

その他の人に言ってしまうと周りの目が明らかに変わってしまい、

居心地がかなり悪くなります。

退職するまでは静かに目立たずに過ごすことがベストです。

 

  6.出社最終日の過ごし方

 

出社最終日は、朝礼もしくは終礼で退職の挨拶をしますが、

これは、上司から話を振られるか、自分から手を挙げるか、

会社の風習によるところなので、自分の会社に合わせてください。

 

そして、会社内のお世話になった人たちの中に、

自分が直接挨拶したい人がいるならその日中に行きましょう。最後ですから。

 

そして、会えない人には、退職挨拶メールを送りましょう。

宛先に直接相手のメールアドレスを入れると、誰に送っているか見られるので、

見られたくない場合は、

Toに自分のメールアドレスを、BCCに相手メールアドレスを入れて送れば大丈夫です。

 

  7.最後に

 

退職を上司に伝えてからが精神的に疲れます。

退職に関わる情報も何も頭に入れずに、その場で対応しようとするのは難しいです。

会社に入るときに面接の練習をするように、退職するにも予習が必要です。

細かい内容は合わないかもしれませんが、一般論を頭に入れておくだけでも十分役立ちます。

この記事が、これから退職しようと考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

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