C言語は、UbuntuなどのLinuxのデバイスドライバやカーネルに使用されていますので、
組み込み系の仕事では、必須のプログラム言語になります。
C言語を仕事にしたいと考えている方は、WindowsよりもUbuntuのようなLinuxで始める方が良いですが、
そもそもC言語がどのようなものか触ってみたいか方には、
Windowsパソコンで簡単に、C言語のプログラミング環境を構築することができます。
その環境とは、マイクロソフトのVisual Studioで、個人での使用であれば無料で使用することができます。
ここでは、Visial Studioのインストールからコンパイル/実行手順を書いていきたいと思います。
1.Visual Studioのダウンロード
Visual Studioは、Visual Studioのダウンロードから下図の赤枠でダウンロードすることができます。
2.Visual Studioのインストール
Visual Studioのインストールは、ダウンロードしたexeファイルを実行します。
そして、下図のウィンドウが表示された後に、左側の赤枠の「C++によるデスクトップ開発」を選択後、
右下にある「インストール」ボタンをクリックします。
C++と記載がありますが、C言語もコンパイルすることができます。
インストール完了後に、MSアカウントにログインのウィンドウがでますが、
とりあえずは、スキップで大丈夫です。
ただ、ログインしない場合は、インストールしてから30日経過すると使用できなくなるようですが、
経過した後でもMSアカウントを作成してログインすれば使用することができます。
3.C言語のプログラミング準備
Visual Studioを実行して、下図の赤枠の「新しいプロジェクトの作成」をクリックします。
次に、下図の上の赤枠の「空のプロジェクト」をクリックして、右下の赤枠の「次へ」をクリックします。
そして、ここでは名前の変更などはせずに、右下の赤枠の「作成」をクリックします。
次に、右側のソリューション エクスプローラーの赤枠にあるソースファイル上で右クリックをして、「追加」->「新しい項目」をクリックします。
次に、上部の赤枠の「C++ファイル(.cpp)」を選択して、左下の赤枠の名前を「main.c」にして、右下の赤枠の「追加」をクリックします。
C言語の場合、ファイルの拡張子は、「.c」で、プログラム処理が最初に始まる「main.c」から作成します。(C++の場合は、ここで拡張子を「.cpp」で作成します。)
これで、C言語のプログラミングの準備ができました。
4.作成したプログラムのコンパイルと実行
main.cのファイルを作成した後、下図のようなウィンドウになり、C言語を記述していきます。
そして、作成したプログラムのコンパイルと実行は、下図の赤枠のボタンをクリックします。
クリック後、コンパイルが始まり、エラーが出なければ続けて下図のように、実行結果が表示されます。
これで、WindowsでC言語をプログラミングする環境が整いました。
5.Visual Studioを使用してみた感想
Visual Studioをインストールするだけで、WindowsでC言語のプログラミング環境ができますが、
私が使用しているノートパソコンのスペックがCore i3、RAM 4GBのせいか起動が遅く、少し重いです。
快適さを求めるなら、スペックが高いノートパソコンやデスクトップパソコンの方が良いと思います。
6.最後に
C言語の勉強は、Windowsでもできますが、本格的に勉強するには、UbuntuのようなLinuxで行う方が良いです。
そして、Linuxは、パソコンスペックにほぼ関係なく快適にC言語を触ることができます。
ただ、C言語がどういうものかをWindowsで触ってみることで、興味が持てるかどうかを判断できると思います。
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