RaspberryPi(以下ラズパイと呼びます)で、できることと言えばたくさんありますが、
例えば、ファイルサーバーやWebサーバーなどを立てたり、
いろいろなセンサーを使った組み込みの勉強をすることができます。
ラズパイで何ができるか知りたい方や何をやろうか考えている方へ、
私がお薦めするラズパイの書籍をランキング形式で紹介したいと思います。
基本的に、どの本もラズパイにOSをインストールする手順と設定する内容は、
掲載されていますので特徴的な内容だけを説明したいと思います。
5位.Raspberry Piでスーパーコンピュータをつくろう!
この本の特徴は、
ラズパイを複数台接続して、スーパーコンピューターを構築する方法をメインに、
ラズパイがお互いに通信してアプリケーションの並列処理を行う方法も掲載されています。
数値計算をさせる目的などでラズパイを使う方には、おすすめの本です。
4位.JavaでRaspberry Pi入門
ラズパイでよく使用されているPythonやC言語が苦手で、Javaならできるという方に、
おすすめしたい本です。
この本の特徴は、
ラズパイをサポートしているJavaの統合開発環境であるBlue Jを使っているので、
例えば、LEDを点灯させるオブジェクトが既にあります。
なので、組み込みの知識があまりなくても、プログラムを組むことができます。
また、Blue Jは、ラズパイのOSであるRaspbianにデフォルトでインストールされています。
3位.これ1冊でできる! ラズベリー・パイ 超入門 改訂第5版
この本の特徴は、
ラズパイをWebサーバーやファイルサーバーにする手順や、
ScratchやPythonの使い方が掲載されています。
また、センサーの内容は、LED、スイッチ、気温/湿度センサー、キャラクタデバイスなど、
ボリュームとしては、物足りない感じがありますが、
ラズパイの応用として、「着信メールを有機EL画面に表示する」など3つ応用が掲載されています。
2位.カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作
LED制御やスイッチの制御、電子工作で必要な予備知識が載っています。
この本の特徴は、
WebIOPiというフレームワークを使ってパソコンやスマホと連携し、
ブラウザからLEDを点灯させたりといった遠隔で操作できるような仕組みが、
たくさん掲載されています。
ラズパイで何がやりたいか考えているなら、この本がおすすめです。
1位.電子部品ごとの制御を学べる! Raspberry Pi 電子工作 実践講座 改訂第2版
LED、スイッチ、モーター、表示デバイス、光センサーや熱源を検知する赤外線センサーなどの
各種センサーの制御がたくさん載っています。また図解が見やすいです。
この本の特徴は、
センサー制御で使用する代表的なシリアル通信線( I2C、UART、SPI)の基本説明や
電子工作の基礎知識が載っており、ネットでこれらを個々に調べる手間が省けます。
第1版は、ラズパイ3B+の記載がありませんでしたが、
第2版は、ラズパイ3B+にも対応しOSも最新バージョンに更新した改訂版です。
最後に
紹介した本で使われているセンサーをそのとおりに個別に買うと結構お金がかかります。
私の場合は、上記で紹介した本に掲載されているものと全く同じではありませんが、
こういうセンサーのセットを購入しました。
とりあえずそのまま実行するだけで動作します。
ラズパイの本は、初めてラズパイを使う時やセンサーの知識を得るための足掛かりになるので、
一冊持っておくと役に立ちます。
また、私のブログのメニューにある「Raspberry Pi (ラズパイ)」からラズパイに関する、
記事を一覧で見ることができますので、参考になればと思います。
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