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私がRaspberryPi(以下ラズパイと呼びます)を買おうと思って、何が一番ベストか色々調べました。
というのも、 Amazonでラズパイセットを見ていると、ケース付きだったり、ケーブル付きだったり、GPIOシールが付いていたり、いろんなものが付属してきます。
また、ラズパイ単体で購入するとしても他に必要なものを自分で用意しなければなりません。
そこで、ラズパイを使うために最低限必要なものとAmazonや楽天で購入できるラズパイ4Bのおすすめセットについてまとめてみました。
1.ラズパイに最低限必要な物
ラズパイのバージョンは、現時点で4Bまであり、3B+や4Bが主流になっていると思います。
ここでは、3B+と4Bについて解説していきます。
早速結論から言うと、ラズパイで最低限必要なものは、下表になります。
No. | 必要なもの |
---|---|
1 | 電源 |
2 | HDMIケーブルやmicroHDMIケーブル |
3 | microSDカード |
4 | ヒートシンク |
5 | 有線のUSBキーボード |
6 | 有線のUSBマウス |
7 | パソコンディスプレイ |
8 | ケース |
それでは順番に、どういったものが良いかを説明していきます。
1.1 電源
ラズパイ3B+の電源は、microUSB端子になっており、5Vで3Aのアダプタを使用するのがおすすめです。
ラズパイ4Bの電源も同様に5Vの3Aで良いですが、端子がUSB TypeC端子に変更されていますので、ラズパイ3B+の電源をラズパイ4で使用する場合には、USB TypeC変換コネクタやUSB TypeCケーブルを別途準備する必要があります。
また、電源アダプタが無くてもmicroUSB-USBケーブルがあればパソコンからでも供給することができます。
ラズパイを触るときは大体パソコンも使用しているはずなので、直接パソコンにUSB接続できる場合は、microUSB-USBケーブルが便利です。
ラズパイには電源ボタンがありませんので、スイッチ付きの電源ケーブルがあると便利です。
総合すると下記のような5.0V、3.0Aの分離型電源がおすすめです。
1.2 HDMIケーブルやmicroHDMIケーブル
HDMIケーブルは、モニタにラズパイの画面出力するために必要です。
ラズパイ3B+は、HDMIケーブルで、ラズパイ4Bは、microHDMIケーブルが必要になります。
長さ次第ですが、ダイソーで売っているHDMIやmicroHDMIケーブルで十分ですが、買いに行くのが面倒ならセットになっているものもお買い得です。
1.3 microSDカード
microSDカードは、OS本体をインストールするのに必要ですが、Amazonなどで販売されているセットでは、既にOSがプリインストールされていますので、自分でインストールすることが面倒な場合は、後ほど紹介するラズパイセットがおすすめです。
また、microSDカードの容量は、そのままストレージの容量になりますので、後から容量不足で困らないように32GB以上がおすすめです。
単体で購入する場合でも、32GBでも下記のSDが1000円程で購入できます。
1.4 ヒートシンク
ラズパイを長時間使っているとチップの温度が上昇していきます。
温度が高くなりすぎるとCPUがダウンする可能性があるため、放熱するためのヒートシンクが必要になります。
ヒートシンクは、
SoCチップ(Broadcom BCM2835)
イーサーネットコントローラチップ(SMSC LAN9512)
に1つずつ付けます。
更に放熱をしたいなら冷却ファンもあった方が良いですが、サーバー用途でないなら無くても大丈夫です。
1.5 有線のUSBキーボード
ラズパイのOSであるRaspberry Pi OS のインストール時に、設定の入力で有線のUSBキーボードが必要になります。
また、ラズパイを無線で使用しない場合にも、当たり前ですが必須です。
ただ、ラズパイ側でVNCやSSHなど他のパソコンからラズパイを使えるように設定してしまえば、必要無くなります。
1.6 有線のUSBマウス
有線のUSBキーボードと同様に、Raspberry Pi OSのインストール時の操作などで必要になります。
また、有線USBキーボードと同様にVNCやSSHを設定してしまえば、有線のUSBマウスも必要無くなります。
1.7 パソコンディスプレイ
パソコンディスプレイは、OSのインストール時やVNC、SSHを簡単にGUIで有効するために必要になります。
VNCやSSHを使用できるようにして、Windowsパソコンから遠隔操作できるようにすれば、ラズパイ用のディスプレイは、必要無くなります。
もし、Windowsとラズパイの画面を同時に見たい場合には、
画面分割できるパソコンディスプレイのおすすめランキングベスト5 - 水瓶座列車
のような、1つのディスプレイで2入力以上を同時表示できるディスプレイがおすすめです。
1.8 ケース
ケースは、絶対に必要というわけではないのですが、基盤にほこりがかからないようにできたり、安定して置くことができますので、ケースを付けたほうが良いです。
ケースのデザインや色も様々なのですが、基盤のLEDが見やすい透明なケースがおすすめです。
私のおすすめは、下記のケースとヒートシンクのセットです。
このケースセットは、ケースとヒートシンク、ファンが付属しています。
ケースは、厚さ3mmほどの板状のパーツを積み重ねる形になっています。
また、ヒートシンクがきれいな青色とデザイン的に良いセットですので、おすすめです。
2.Amazonや楽天で購入できるおすすめセット
ラズパイで必要な物を説明してきましたが、実際にAmazonや楽天で売っているおすすめのラズパイ4Bのセットを紹介したいと思います。
ラズパイ単体でも購入することはできますが、いろいろな面倒を省きたいならセットになっているものを購入する方が良いと思います。
ほぼ全部入りのラズパイ4Bのセット
ラズパイ4Bは、RAMが1GB、2GB、4GB、8GBのモデルがあるのですが、価格が少し割高だとしても、上記のセットのようなRAM 4GB以上の方が良いです。
また、スイッチ付き電源ケーブルとヒートシンク、ケースが含まれており、MicroSDには既にRaspberry Pi OSがインストールされているので、挿入して電源を入れて、簡単な設定をすればすぐにラズパイを触ることができます。
先ほどのセットと異なる点は、RAM容量が8GB、SDカードが128GBということもあり、価格が少しだけ高めですが、ラズパイ4BのRAM8GBは、現在発売されているラズパイ4Bの中で最上位になります。
RAM容量は、ラズパイのパフォーマンスに影響しますので、予算が許すならば、RAM8GBのモデルがおすすめです。
もし、上記セットの中のラズパイケースが、気に入らない場合には、別途ケースのみ購入すると良いです。
3.最後に
ラズパイは、Linuxの勉強や様々なプログラム言語の勉強、そして組み込みを勉強するには最適です。
デスクトップパソコンにLinuxをインストールしても、センサーデバイスを付けて動作させるというのは、なかなかハードルが高いです。
しかし、ラズパイにはいろいろなセンサーを容易に接続することができるので、シリアル通信で良く使われるI2CやSPI、UARTの波形を見たり、回路設計の勉強ができます。
Linuxや組み込みの勉強をしてみたいなら、まずはラズパイを触ってみるのが良いと思います。
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