ブログをやっていて記事数が多くなってくると記事管理が必要かなあと思い始めるかもしれません。
昔書いた記事の日付や更新頻度などがどうだったかを管理 したくなってきました。
ネットで調べてみるとエクセルやWindowsアプリでありますが、私にはしっくりきませんでした。
なので、ここは昔仕事で使ったことがあるRedmineで管理すると便利では?と思い、
とりあえずRedmineをインストールすることにしました。
IT系の仕事では、バグ管理やチームメンバの作業管理、プロジェクトの進捗管理などに、
Redmineがよく使用されています。
インストールの仕方を調べてみると、かなり面倒ですが、一つ一つやっていきたいと思います。
全部を1つのベージに書くと長くなりますので、以下の3回に分けます。
1.RubyとRailsをUbuntu18.04にインストールする手順(Redmine構築その1)(本記事)
2.Redmine4.0をUbuntu18.04にインストールする手順(Redmine構築その2)
3.ApacheとPhusion PassengerをUbuntu18.04にインストールする手順(Redmine構築その3)
今回は、Redmineをインストールするために前準備として必要となる、
システム全体で使えるようにインストールしたかったのですが、
使用するのは私だけなので、とりあえずユーザーにインストールすることにします。
使用するLinuxは、Ubuntu18.04で、作業場所は、/home/(ユーザー)です。
私の場合のユーザーは、mantaでところどころ出てきますので、自分のものに置き換えてください。
1.rbenvとrbenv-buildのインストール
Ubuntuのモジュールをインストールする時は、よくapt-get installを使用しますが、
Rubyの場合これでインストールすると古いバージョンがインストールされるようで、
ここは、Rubyのサイトのインストール手順に従います。
まず、Rubyをインストールする準備として、rbenvとrbenv-buildのインストールします。
・rbenvは、Rubyのバージョンやモジュールの依存関係を管理
・rbenv-buildは、Rubyをインストールためのrbenvのプラグイン
この2つをインストールするスクリプト(rbenv-installer)がrbenvのサイトにあるので、
そのスクリプトを取得して実行します。
curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-installer | bash
実行後、~/配下に.rbenvディレクトリが生成されており、rbenvとrbenv-buildがインストールされます。
そして、PATHに.rbenv/binを追加します。 追加の仕方は、.bashrcに下記を追加します。
PATH=$PATH:/home/(ユーザー)/.rbenv/bin
次にrbenv-doctorを実行します。
curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash
実行後、このように結果が表示されます。
rbenv-shims in PATH: not found
と
Counting installed Ruby versions: none
で、OKとなっていないことがわかります。
1つ目は、rbenv init をしていないことが理由なので実行してみると、.bashrcに
eval "$(rbenv init -)"
を追加するようにアドバイスが出ます。
なので、追加してsourceコマンドもしくはターミナルを再起動します。
再起動後、.rbenv配下にshimsフォルダが追加されPATHにも追加されました。
2つ目は、まだRubyをインストールしていないことが理由なので、次項で説明します。
2.Rubyのインストール
Rubyのインストールは、
$ rbenv install -l
でインストールできるバージョンを確認します。
今回はRedmine4.0.1をインストールするつもりなので、 2.5.3をインストールします。
$ rbenv install 2.5.3
を実行すると、
私は、libssl-devとlibreadline-devをインストールしていなかったのでエラーになりました。
なのでインストールします。
$ sudo apt-get install -y libssl-dev libreadline-dev
再度、Rubyのインストールを実行してエラーがでないことを確認します。
続いて、下記を実行して使用するRubyのバージョンを設定します。
$ rbenv gloval 2.5.3
そして念のために設定されていることを下記で確認します。
$ rbenv version
と
$ ruby -v
を実行します。それぞれこのように結果が出力されます。
そして、rbenv-doctorを実行すると、このようになり、
最初にnot foundとnoneになっていた箇所が、OKと1 versionsとなっていて、
rbenvとrubyをインストールできたことを確認できました。
3.Railsのインストール
Railsとは、Rubyプログラミング言語で書かれたWebアプリケーションフレームワークです。
これをインストールするのですが、その前にSQLiteがインストールされている必要があります。
まずSQLiteをインストールします。
$ sudo apt-get install -y sqlite3 libsqlite3-dev
インストール後、
$ sqlite3 --version
を実行しバージョンを確認します。
確認すると、3.22なのでちょっと古いですがこのままでいきます。
あとになってバージョンアップが必要ならその時にしようと思います。
そして、下記を実行しRailsのインストールをします。
$ gem install rails
インストール完了後、
$ rails --version
を実行しバージョンが表示されることを確認します。
これで、Railsのインストールが完了です。
4.最後に
Redmineを使えるようになるまで、まだまだやることがあります。
久しぶりにハマった感じでしたが、こういう方が逆に集中力が増しますね。
次は、下記リンクで、Redmine本体のインストールの手順を説明します。
Redmine4.0をUbuntu18.04にインストールする手順(Redmine構築その2) - 水瓶座列車
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